0573-65-2007
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林メディカルクリニックでは、一般不妊不育の相談から治療まで行っています。
妊娠を望んでいても1年以上妊娠ができない状態を不妊症と言います。
男女ともに加齢も含め、さまざまな原因が考えられますが、一人一人に寄り添いサポートさせていただきます。

「そろそろ赤ちゃんが欲しい」と思ったら、まずはご相談ください。

主な不妊症の原因

妊娠のプロセスのどこかに障害があると、妊娠しにくくなります。
不妊の原因は一般的に女性にあると思われがちですが、男女ほぼ半々といわれています。具体的には以下のような原因が考えられています。

原因治療法
排卵障害下垂体ホルモンの分泌異常や高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群などにより、排卵がないこと。排卵誘発剤による治療
インスリン抵抗症があったり、糖尿病予備群のことも多い。インスリン抵抗症改善薬による治療
卵管因子卵管が狭かったり、閉塞している。体外受精
子宮因子子宮の形が異常(受精卵が着床しにくい)
子宮筋腫や子宮内膜症などの器質的疾患
 
頸管因子子宮の入り口を精子が通過できない(頸管粘液が少ないなど)人工受精
子宮内環境因子慢性子宮内膜炎があり着床しにくい(流産しやすい)。慢性子宮内膜炎は子宮内膜の基底層にまで細菌が侵入して炎症が起こり、持続している状態を言います。
不妊治療経験者の約3割、生化学的妊娠や流産を繰り返す人の約6割にあると言われています。
抗生剤による治療
子宮内フローラの乱れ改善サプリによる治療
精子因子精子の数が少ない、または動きが悪い人工受精

主な不妊症の検査

まず始めに体の状態を把握し、今後の治療方針についての話をします。
疑問に思ったことや希望があれば積極的に伝えてください。納得いただき検査や治療を受けていただけるようにいたします。

不妊症の原因を調べる上でまず必要なことは、排卵があるか、卵管が正常に機能しているか、男性因子が正常であるかを把握することです。まずそれらを調べ、異常や疑いが認められた場合、さらにより詳細な専門的検査が行われます。

検査項目検査概要
基礎体温排卵の有無や排卵日の予測に有効な検査です。性ホルモンは、一定のリズムをもって分泌されており、正常月経周期の場合は、低温相と高温相の二相性を示します。そして低温相最終日と尿検査や超音波検査などを組み合わせて排卵日が推定できます。
AMH(アンチミューラリアンホルモン)発育過程の卵胚数。年齢別の平均値と比較に今後の妊娠する力の判断目安とします。
血液検査(ホルモン測定)女性ホルモンは卵胞期・排卵期・黄体期などの月経周期によって、変化しています。そこで各時期に合わせて採血をします。女性の体内で分泌される各種ホルモンは排卵や妊娠に大きく影響しており、排卵や着床に問題がないか、排卵じきの予測などの判断材料になります。
子宮鏡検査(HFS)子宮腔内に内視鏡(ファイバースコープ)を挿入して、子宮内の様子をモニター画面で観察する検査です。小さいポリープの多発、子宮壁の発赤や浮腫があると受精卵が着床しにくいため、不妊や不育の原因となります。
子宮内膜検査子宮内を専用採取器具を用いて検査します。痛みはほとんどなく数分で終わります。
慢性子宮内膜炎などを調べます。
子宮内フローラ検査子宮内の菌環境を調べます。子宮内フローラを調べることでこれまで原因がわからなかった着床障害が原因の不妊や不育の解明へつながります。
子宮内腔液を、次世代シーケンサーを用いて解析します。採取した検体に含まれる細菌のDNA配列を一度に解析することができるため、網羅的な菌コミュニティを調べることができます。
改善サプリを用いて治療します。
通水検査カテーテルを子宮に挿入して、生理食塩水を注入します。
スムーズに注入でき、超音波検査で子宮内腔に水が確認できれば卵管の通過は良好です。
子宮卵管造影検査(HSG)カテーテルを子宮に挿入して造影剤を注入した後、レントゲン撮影をします。子宮の形・左右の卵管の状態を確認することができます。
【注意点】
  • ヨードアレルギーの方は申し出てください。
  • 検査前3時間は絶食してください。
  • 撮影当日は入浴、性交は避けてください。
フーナーテスト(性交後試験)精子と頸管粘液の相性をみる検査であり、男性の協力が必要です。
排卵日頃に性交をし、病院に来て、注射筒で頸管粘液を腟・頸管・子宮内から採取して、動いている精子の有無を確認する検査です。精子が受精可能な場所まで移動できるかを判定します。場合によっては、複数回行うこともあります。
子宮頸管粘液検査排卵日が近づき、血液中のエストロゲンが増えると子宮頸管から分泌される粘液が増加してきます。これは精子が子宮内に入りやすくなる役割を果たしています。そのため頸管粘液の量や質を調べることにより、精子が子宮に入りやすいかどうかがわかります。
超音波エコー検査超音波を発信するプローブ(器具)を使って卵胞の成血状態や子宮内膜の厚さから排卵時期を知ることができます。
甲状腺機能検査甲状腺中毒症および甲状腺機能低下症の女性では、不妊・流産率が高いことがわかっています。
不妊症の女性の約10人に1人で軽度に甲状腺ホルモンが不足している状態であるといわれています。
そのため、妊娠希望または妊娠中で、甲状腺機能異常が存在する場合は治療が必要となります。
尿検査(ホルモン測定)尿中の黄体形成ホルモン(LH)濃度を測定し、排卵日を判定する検査です。最近では、卵胞発育の指標となるホルモンの尿中代謝物(E3G)もあわせて検出することにより、月経周期中の妊娠の可能性の高い時期を予測することができるようになりました。
精液検査精子の状態をみる男性側の検査です。3〜4日禁欲した後、マスターべションによって専用の容器に精液をとって、その状態(精液量・精子濃度・総精子数・精子の運動性など)を顕微鏡で確認する検査です。
クラミジア検査クラミジア感染症は、現在、最も頻度の高い性感染症で、子宮頸管炎を起こし、卵管の癒着を引き起こす原因となります。また、感染しても自覚症状がない場合も多いので、たとえ無症状でも検査する必要があります。
検査には、血液中の抗体を調べる検査と子宮頸管の細胞を調べる検査があります。
もしもパートナーが感染した場合は、必ず検査を受けましょう。
抗精子抗体検査免疫学的検査のひとつで、女性が受ける血液検査です。
いつでも受けることができます。
女性の体に抗精子抗体があると精子を異物とみなして、精子の動きを止めたり、受精を妨げたりしてしまいます。

主な不妊症の治療方法

当クリニックでは、以下の治療を行っています。

検査項目検査概要
タイミング法超音波検査と尿のホルモン検査から排卵日を特定し子づくりをしていただきます。
人工授精以下の方が対象となります。
  • タイミング法でなかなか妊娠しない方
  • 精子の状態が正常以下の方
  • 子宮頸管粘液の少ない方
妊活サプリメント当クリニックでは以下のサプリメントを活用しています。

不育症について

不育症は着床障害であり受精はするものの流産や死産を繰り返し、出産に至らない状態を指します。
一般的に2回以上の流産を経験した場合に不育症と診断されます。
主な原因には、染色体異常、子宮の形態異常、ホルモンバランスの乱れ、血液凝固異常などがあります。しかし、原因不明のケースも多く存在します。